格納庫で表示される機体の各種パラメータ、及び機体性能に影響を与える武装・改造性能の算出方法を書いてみます。
ver.0.4.0はこれまでとは違い、パラメータが%表示ではなく実数表示になった為、性能が一目で分かるようになりました。
そのため、戦闘重量辺りの推力比などから推力や重量を計算していく手間は省けました。
その代わり、改造性能の変動制、入れ子機能、引数・従属パラメータ導入などにより、
解析する側から見ればより複雑な仕様になっています。
解析の第一歩は、機体パラメータの属性を探ることから始まりました。
これが分からないと、改造するとどのパラメータが変化するかも分かりませんから。
機体パラメータには３つの属性があります。
1)独立パラメータ
他のパラメータに影響することも、されることもないパラメータです。
・BG,Psy,IFG,LS,装甲,耐久,センサー,偏差射撃,格闘パターン
2)引数パラメータ
他のパラメータに影響を与えるパラメータです。
例えば、加速 = 推力/重量 という式では、推力と重量が引数パラメータです。
・推力,重量,AMBAC,※1推進剤,機動,サイズ係数
3)従属パラメータ
他のパラメータから影響を受けるパラメータです。従属パラメータだけを変動させることはできません。
加速 = 推力/重量 という式では、加速が従属パラメータです。
・安定性,加速,反転,限界時間
※1推進剤,機動,サイズ係数
推進剤,機動,サイズ係数は隠しパラメータのため、名称は仮のものです。
では、各属性の見分け方を説明します。
1)独立パラメータ
独立パラメータを変動させても、他のパラメータに変動がなければ独立パラメータになります。
センサー・格闘パターンに関しては、指揮官用アンテナ・格闘用カスタムチップを付けることで簡単に判別できますが、
他のパラメータは条件を合わせたりする必要があります。
[搭乗機種] RB-79 / ボール
(標準色)
[性能諸元] BG:0 MC:0 Psy:0 IFG:0 重量:17t(17t)
推力:24t(+0%) 加速:1.41G/60分 LS:-
反転:2.40秒(+0%) AMBAC:- 安定性:B
装甲:- 耐久:E-(+0%) センサー:2000m
偏差射撃:0.29秒 格闘パターン:20
[武装]
[改造]
[コスト] 本体:20 その他:0 合計:20MSp
--------------------------------------------------
[総コスト] 20MSp |
[搭乗機種] RB-79 / ボール
(標準色)
[性能諸元] BG:0 MC:0 Psy:0 IFG:0 重量:17t(17t)
推力:24t(+0%) 加速:1.41G/60分 LS:-
反転:2.40秒(+0%) AMBAC:- 安定性:B
装甲:- 耐久:X+(-12%) センサー:2000m
偏差射撃:0.29秒 格闘パターン:20
[武装] 60mmバルカン+
[改造] スケルトンモディファイ
[コスト] 本体:20 その他:7 合計:27MSp
--------------------------------------------------
[総コスト] 27MSp |
耐久以外は全く同じ性能の機体なので、耐久は独立パラメータだと判別できる。
2)引数パラメータ
3)従属パラメータ
引数パラメータと従属パラメータは式の一部に組み込まれていますので、判別がやや難しいです。
まず、どのパラメータと関連しているのかを調べ、次に式を考え、式を確認する必要があります。
[搭乗機種] RB-79 / ボール
(標準色)
[性能諸元] BG:0 MC:0 Psy:0 IFG:0 重量:17t(17t)
推力:24t(+0%) 加速:1.41G/60分 LS:-
反転:2.40秒(+0%) AMBAC:- 安定性:B
装甲:- 耐久:E-(+0%) センサー:2000m
偏差射撃:0.29秒 格闘パターン:20
[武装]
[改造]
[コスト] 本体:20 その他:0 合計:20MSp
--------------------------------------------------
[総コスト] 20MSp |
[搭乗機種] RB-79 / ボール (標準色)
[性能諸元] BG:0 MC:0 Psy:0 IFG:0 重量:17t(17t)
推力:26t(+8%) 加速:1.53G/49分 LS:-
反転:2.40秒(+0%) AMBAC:- 安定性:B
装甲:- 耐久:E-(+0%) センサー:2000m
偏差射撃:0.29秒 格闘パターン:20
[武装]
[改造] スラスター・チューンナップ
[コスト] 本体:20 その他:3 合計:23MSp
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[総コスト] 23MSp |
スラを付けると、推力と加速が変化します(限界も変わりますが)。
なので、加速 = 推力*X だと仮定できます。
ただし、理論上はこの段階でどちらが引数かは分かりません。
[搭乗機種] RB-79 / ボール (標準色)
[性能諸元] BG:0 MC:0 Psy:0 IFG:0 重量:17t(17t)
推力:24t(+0%) 加速:1.41G/60分 LS:-
反転:2.40秒(+0%) AMBAC:- 安定性:B
装甲:- 耐久:E-(+0%) センサー:2000m
偏差射撃:0.29秒 格闘パターン:20
[武装]
[改造]
[コスト] 本体:20 その他:0 合計:20MSp
--------------------------------------------------
[総コスト] 20MSp |
[搭乗機種] RB-79 / ボール (標準色)
[性能諸元] BG:0 MC:0 Psy:0 IFG:0 重量:27t(27t)
推力:24t(+0%) 加速:0.89G/60分 LS:-
反転:6.05秒(+152%) AMBAC:- 安定性:B
装甲:- 耐久:E-(+0%) センサー:2000m
偏差射撃:0.29秒 格闘パターン:20
[武装] ショルダーシールド
[改造]
[コスト] 本体:20 その他:2 合計:22MSp
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[総コスト] 22MSp |
重量が変わると、加速が変化します。
なので、加速の式に重量も使ってると考えられます。
また、推力と加速に変化があっても重量には影響せず、重量と加速が変わっても推力に影響が出ないという事から、
推力と重量が引数パラメータで、加速が従属パラメータだという事が分かりました。
後は式を考えるだけです。
[搭乗機種] RGM-79C / ジム改 (標準色)
[性能諸元] BG:1 MC:0 Psy:0 IFG:0 重量:58t(58t)
推力:58t(+0%) 加速:1.00G/62分 LS:-
反転:0.98秒(+0%) AMBAC:A 安定性:C
装甲:E 耐久:D(+0%) センサー:5800m
偏差射撃:0.38秒 格闘パターン:39
[武装]
[改造]
[コスト] 本体:120 その他:0 合計:120MSp
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[総コスト] 120MSp |
[搭乗機種] RGM-79C / ジム改 (標準色)
[性能諸元]BG:1 MC:0 Psy:0 IFG:0 重量:116t(116t)
推力:58t(+0%) 加速:0.50G/62分 LS:-
反転:3.90秒(+300%) AMBAC:A 安定性:C
装甲:E 耐久:D(+0%) センサー:5800m
偏差射撃:0.38秒 格闘パターン:39
[武装] ラジエタシールド,ラジエタシールド,60mmバルカン+
[改造]
[コスト] 本体:120 その他:65 合計:185MSp
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[総コスト] 185MSp |
式を考える時のコツは、なるべく分かりやすいパラメータを使うことです。
加速1.00のジム改の重量を２倍にすると、加速が半分になりました。
という事は、加速 = 推力*X/重量 となりそうです。
ここで、数値を式に代入すると、 1.00 = 58*X/58,
X=1となり、加速 = 推力/重量だと分かります。
後は他のセッティングでも合うか確かめるだけです。
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